新年度が始まった。小学校3年生からは社会科の授業が始まる。まずは自分たちの住んでいる地域の事を学んでいくようだ。教科書の始めにはつくばみらい市の花・木・鳥が紹介されていた。花はなのはな、木はさくら、鳥はひばり、、、え?ヒバリ!今庭を歩いている!しかも放置したままの冬野菜たちが菜の花のように咲き、桜の花もギリギリ残っているではないか。僕の庭はつくばみらい市を象徴する庭だったのだ。
つくばみらい市は平成18年に出来たわりと新しい市だ。つくば市と守谷市の間に位置する。まだまだ荒れ地が沢山あり、その上でヒバリがさえずっている光景が見られる。
急にヒバリに愛着がわいてきた。ヒバリと言えば「ストップ!!ひばり君!」やファミレスの「すかいらーく」「willyさんの着信音」の印象が強かったが、先入観を捨ててまじめに観察してみることにした。大きさはスズメよりひと回り大きいぐらい。茶色い帽子をかぶり、顔には白い眉毛の様なラインと、目の下から後ろ向きに黒いラインが走る。せいたんな顔立ちだ。体は薄い褐色にときおり暗褐色が混ざる。腹は白かな。実に地味な見た目だが、芝生の上だと目立つ。土がむき出しの荒れ地だと、動かないと見つからないだろう。一羽は頭部の冠羽を立てている、どうやらオスの様だ、つがいかな。しばらくすると二羽とも何かをくわえて飛び去ってしまった。どこかで巣作りをしているのだろうか。以来必ず二羽でやってくるようになった。
新しく始まる理科ではモンシロチョウの飼育・観察をするらしい。しばらく冬野菜は残しておこう、アオムシとヒバリたちのために。
(可児)
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